NHK教育テレビ・わくわく授業
―わたしの教え方―(DVD)

価格:3,436円(本体3,124円+税10%)

 

NHK教育テレビ・わくわく授業 ―わたしの教え方―(DVD)第2巻第2巻 田尻悟郎先生の英語(2)
心が動いた!英語ができた!


●収録時間:24分
●出演:田尻悟郎
島根県広瀬町立比田中学校のみなさん
登場する地名、校名、所属などは放送当時のものです。
●初回放送日:2004年5月20日
放送とは構成、音楽など一部異なる箇所があります。

 

 島根県広瀬町立比田中学校に新学期がやってきました。
 初めて英語に触れる1年生。田尻悟郎先生は生徒を校外へ連れ出します。比田の豊かな自然に触れながら、身近にあるものを英語にしていきます。教室では単語クイズ。田尻式カナ発音表記を使って、英語の音に慣れさせます。
 2年生の授業では「プリントが終わった」「1枚足りない」といったちょっとした日本語の表現を、「In English!」の合言葉とともに、英語でどう表現するかをグループごとに考えさせます。また、生徒が自宅で取り組む「自学ノート」の活動も取り上げます。
 3年生は、いよいよ表現活動へ。修学旅行から戻ったばかりの生徒に思い出を英語で表現させます。感じたこと、考えをまとめるのに用いるのが「田尻式枝分かれ図」の指導です。最後に、生徒はALTと一対一でのインタビューに挑みます。
 英語に親しみ、覚え、使う。3年間の田尻先生の英語指導を網羅しました。

 

田尻先生の言葉(本編より)
 子どもたちが英語を勉強してて、ちょっと困ったときに「あ、先生がいたわ。"Excuse me, Mr. Tajiri..."」っていうのが、いい授業だと思います。というのも、「読む」「書く」「聞く」「話す」という活動の中で、先生が必要なのは「聞く」活動だけなんですよね、先生がきれいな英語をしゃべってあげたり、CDやカセットを使ってあげて、聞かせる、という…。あとの3つは、「読む」のは子どもたちの作業だし、「書く」のも子どもたち、「話す」のも子どもたち。
 あと「文法」も要素として加えるとして、5つ柱があるうち、「聞く」と「文法」を除けば、あとの3つは生徒のやるべきことでしょう。この5つを50分授業の中で10分ずつやるとすれば、30分は生徒に委ねるべきだと思うんですよ。その30分の中で子どもたちが夢中になって勉強してて、たまに先生を呼んでくれる、っていうのがいい授業だと思います。

プロフィール
田尻悟郎
島根県生まれ。初め兵庫県神戸市の公立中学校に勤務し、その後、2007年まで島根県の公立中学校に勤務。2007年から関西大学外国語学部教授。
2001年、パーマー賞受賞。2004年、「ニューズウィーク」誌で世界のカリスマ教師の一人として紹介される。
『Challenge中学和英辞典 カラー版』監修。

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