小学国語辞典を購入される際、どのようなポイントに注意して選べばよいか迷われるのではないかと思います。深谷圭助先生は辞書の選び方について、下記のように述べています。
総ルビつきで、語彙は三万語以上
『チャレンジ 小学国語辞典』はすべての漢字にふりがなをつけています。
また、小学校の先生方が辞典の記述内容をすべてチェックし、小学生にわかりやすい解説を目指しました。
子供が最初に使う国語辞典には、説明のわかりやすさが求められます。複数の辞典で同じ語を引き比べてみて、子供がことばの意味をきちんと理解できるものを選びましょう。
※『チャレンジ 小学漢字辞典』もすべての漢字にふりがなをつけています。
参考 小学校の国語の授業では・・・
小学校では、国語の授業で辞書の使い方を学びます。国語辞典は小学3年生の5月ごろ、漢字辞典は小学4年生の5月ごろに学ぶのが一般的です。
やはり、読めるということを大切にしたいので、総ふりがなつきの辞書が好ましいです。
また、調べたいことばが載っていないと、子供のモチベーションが低下するので、一定以上の語彙を収録している辞書が望ましいでしょう。一年生の語彙は五千~六千と言われています。さまざまな調べ学習を行う際は、少なくとも三万語以上の語彙を網羅している辞書が必要になります。
また、イラスト、図のある辞書もよいと思います。
「一年生から使える」と銘打った国語辞典の中には語彙数が少なく、内容の稚拙な辞書もあるようです。ことばの説明をしっかり行っている本格的な辞書であり、かつ、総ふりがなつきであることが、一年生の使う辞書として適したものです。
「辞書引き学習法 ハンドブック」 深谷圭助 監修